ピエール瀧さんの逮捕を実は的中させていた! と自称占い師のラブなんとかさんが小さなニュースになっているのだそうですが、ああ、本当にこういう人苦手。
確実に言えることは、この世に未来を見れる人なんて絶対に存在しない。
いるとすれば、今の時代はSEOとか統計学ということを占いとするならばあるでしょう。
そして、このラブなんとかさんは、仮に、仮に逮捕を読み当てていたとしましょう。で、実名も出さないで、なんとなく誰かが危ない、っていうことに何の意味があるのでしょうか?
例えば私が、来週「Sのアルファベットのつく地域で名前に木がつく人間に不幸があります」と書くとします。これってもう無敵ですよね。取り方は無限に近い、解釈は人それぞれ。
考えてみてください。
未来が見れる人、人の未来が見れる人がそもそも自分の将来が見えていないから自称占い師として小銭を稼いでいるんです。
未来が見れるなら私だったら人に見れることは言わない。
そして、もっと自分が裕福で幸せになるようにする。
こういう占いやスピリチュアルなんとかというのは基本、じゃんけんでいう「後出し」なんです。
しかも、小学生が出すジャンケンのように、グーっぽく見える、パーっぽく見える、チョキっぽく見えるのと同時に出すあの形で出してくる。
なので、全ては出された相手の取りようになる。
それなのに、それを出された全ての人がインチキじゃん! って言うと思ったら大間違いで、ビックリすることに数パーセント、負けを認める人がいるんですよね。それがカモ。
全てを騙すのではなく、大きく網を投げて、数匹かかれば成功なんです。
ロバート・デ・ニーロの「レッドライト」という映画でこんな言葉があります。
龍神がなんとかとか、スピリチュアル、ヒーリング、ブロック解除なんたらで幸せなんとかと言っている人の種類は2つ。
▶本当に自分はその力があると信じている
▶嘘を見抜かれまいと思っている
結果、どちらも間違い。
人間にそんな力はないのよ……。