政府の観光支援策「Go To トラベル」事業をめぐり、旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)の子会社が給付金を不正受給していた問題で、斉藤鉄夫国土交通相は28日の閣議後会見で、関与した3社について来年再開する予定のGoToトラベル事業への参加資格を停止することを明らかにした。
斉藤氏は一連の問題について「不正受給は断じて許されることではない。極めて遺憾」とあらためて指摘したうえで、刑事告訴も視野に調査を続ける考えを示した。HISには同日、「親会社としてのガバナンスが欠如していた」などとして厳重注意し、今後の改善策をつくるよう指示したという。