ことし4月に起きた北海道・斜里町の知床観光船沈没事故で、今月17日に羅臼町のボランティアの男性が発見した男性とみられる遺体について、第一管区海上保安本部は24日、道警によるDNA鑑定の結果、知床観光船沈没事故の行方不明者であると確認したと発表しました。
身元が特定されたのは、斜里町に住む豊田徳幸船長(当時54)です。
発見された遺体は、半島先端付近の啓吉湾付近で発見されていて、黒っぽい半ズボンを着ていて、頭部が白骨化していたということです。
また、17日には近くの文吉湾でも骨盤のようなものが発見されていますが、まだ鑑定結果は出ていないということです。
これにより、この事故において乗客乗員26人のうち、19人が死亡、7人が行方不明となっています。