はあちゅうさんとアダルトビデオ男優のしみけんさんが、結婚しましたとメディアに報告してから数ヶ月が経ちました。
以前も書かせていただいたのですが、このお二人、結婚という言葉を「用いて」いますが、これは法的な結婚ではなく、いわゆる「事実婚」と言いますか、まあ、普通のお付き合いですね。
それを結婚となぜ呼ぶのか根本的に私は理解できない。
それは確実に、そこに矛盾が存在するからなんです。
今の時代、結婚という制度に反対、意味を感じない人も多くいます。
それを否定するつもりは全くありませんし、分かる部分もあります。
そういう人たちはそれはそれで男女として愛や性的欲求もあるわけですから、一緒に暮らすわけです。
それはそれで自由。
誰にも非難されるわけではありませんし、そのままでいいと思う。
そこなんです。このお二人もきっと結婚という制度に疑問を持っておられるのでしょう。
だったらね、一緒にいること、お付き合い、同棲することをなぜ「結婚」と呼ぶ必要があるのか? 逆に言えば、呼んでもいいのだろうか?
日本国における結婚というのは、男女(同性もありますが)2人が、戸籍上において、同じ姓(ここではそうします)になることを「結婚」と呼びます。
ただ、好き同士が一緒にいることはただの「お付き合い」なんです。
結婚制度を否定しておいて結婚という言葉を使う意味が全くわからない。
これって、小学生同士でなんとなく好き同士の子どもが、僕たち、私たち結婚してるのー!って言うのと同じですよね。
そして、どうしてこれが問題かというと、結婚というのはお互いの「責任」を持つことです。
これは法的にも結婚で変化してくることがあります。
普通という言葉は嫌ですが、みんなしっかりと籍を入れて、家族になるわけです。
つまり、このお二人は、もし何かあっても戸籍に何も残らない。
言い方を変えると、逆保険と言いますか、責任を取らなくていいという保険を使っているんです。
すごいカッコ悪いし、こういう矛盾のある人たちに私はどうしても疑問を覚えます。
はみ出している、俺たちってかっこいいでしょ? 新しいでしょ? みたいな。
1年半。