マルチタレントの中川翔子さんが本を出版したのだそうです。私も読んでみようと思っています。
が、その内容は、いじめられている方々への熱いエールでして、そのタイトルにも「死ぬんじゃねえぞ」というものになっています。
まだ未読で申し訳ない部分もあるのですが、ちょっと「モヤっと」したことを素直に書いてみようと思います。
まず、大前提として、タレントさんはビジネスです。
私は基本的にはビジネスであって、結局は自分に返ってくるので、そのリスクを自分で背負うことになりますのでそれでいいとも考えています。
が、そのリスクの部分。例えば、私がこの本についてモヤっとしたのは、まず、そのいじめられている人への「効果」です。
もちろん、人気タレントさんですので本を買ってその言葉に元気付けられる方もいらっしゃるでしょう。
でも、本の値段は1000円以上。この時点でいじめられている子への拡散効果は圧倒的に低くなります。
本当に、根本の部分で中川さんがいじめについて勇気を持ってほしいと思ったならば、ブログやツイッターでいくら長くなってもそれを書く方が読む人は多いと思ってしまう……。
ここはやっぱりビジネス感を感じてしまって、言い方はいけないかもしれませんが、いじめ、自殺という叩きづらい言葉を使ったビジネスなのかなと思われても仕方ないかもしれません……。
また、この本を宣伝しているVTRがあるのですが、中川さんはかなりきつい濃いお化粧をして出演していらっしゃる。
なんとなくですが、真っすぐで素直なすっぴんのそのままの見た目で伝えてほしかった。(これはビジネスとしてもこっちの戦略の方がよかった感じも……)
これはすごく難しい問題ですね。
ボランティアに言えることですが……。